間違った目標設定

がんと診断された患者さん。

その後、紆余曲折。

縁あって、ゲルソン療法という治療を知った。

さあ、どうしたいのか?

 

「がんじゃなかった頃に戻りたい」。

 

そんなふうに思って、ゲルソン療法を学びにいらっしゃるかたがいます。

この思い、とても正直です。

思うまま、湧いてきた感情そのままの気持ちなのだろうと思います。

がんと診断されると、前日までとは、生活が、人生が、すっかり変わってしまうのがふつうです。

治らなかったらどうしよう、なんていう不安が無かった日々。

病気の悪化が怖くて、友人たちと食事や旅行を楽しめない今。

だから、「がんじゃなかった頃に戻りたい」。

 

この正直な思いは、そのままに…。

 

では、ゲルソン療法でどうしたい?

「がんじゃなかった頃に戻りたい」。

 

この思いから、一歩も動けなくなってはいませんか?

 

ゲルソン療法で、がんじゃなかった頃に戻るのは…、無理なのです。

どうしても不可能です。

それは、大人になってから、小学生だった頃に戻りたい、と言っているのと同じこと。正直な思いを、そのまま現実の目標に据えてしまったら間違います。

 

現実の目標は、達成可能な目標にしなければ、最初から絵空事になってしまいますよね。まずは、自分が心から信じられる目標を据えなければ、現実もそれを追いかけられません。

時間は前にしか進まないのです。

 

可能なことは、ゲルソン療法を実行した後に、過去に会ったことが無い、自分もまだ知らないような真新しい自分になること、です。

入学式を目前に、まだ未体験の学校生活にわくわくして、期待と不安で胸を一杯にしている子どものように、がんが治ってゆく生活を一歩一歩前に進め、次々と現れる初めて見る景色にわくわくすることです。

 

ゲルソン療法の治療生活をぐいぐいと前へ進め、病気が治り、病気になる前とはまるで別人のようなライフスタイルを獲得し、キラキラと輝いて、元気でいる人たちは、今の自分に初めて出会っています。

当たり前のことですが、がんになる前の自分に戻ったわけではありません。

 

過去の甘美な思い出のなかに逃げ込まないで…。

まあ、ときどき、逃げ込むことでホッとしたり、一瞬でも楽しめるなら、それも、いいかもしれません。

それは、それぞれの自由ですね。

 

でも、目標設定は現実的、具体的なことにしなくては。

がんを治して、新しい自分になること。

未来の自分は、新しい経験をして、昔よりももっと魅力的な人になっているはずです。

Webサイト、Gerson Life〈ゲルソン・ライフ〉を運営するゲルソン・アンバサダーは、皆さまからいただいたゲルソン療法に関するサービス料の一部を米国NPOゲルソン・インスティテュートに納めています。皆さまのお力が全世界の人々にゲルソン療法を伝え続ける力になっています。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

Facebook