「なぜ、ゲルソン療法を教えることになったのですか?」

「氏家さんは、どうしてゲルソン療法を教える人になったのですか?」。我が家のアットホームな雰囲気の中で行われる、ゲルソン療法のワークショップ。受講している皆さんと、お互いに気心が知れてきたとき、よく聞かれる質問のひとつです。

 

これに対するお答えは、時間があるときには「たっぷり、ゆっくり、じっくり」と。でも、教えなければならないことがあって、少々時間不足の時には、「あっさり」と。質問もされなければ、こちらからお話をすることはありません。

 

ただ、この質問に対する答えを私が話し始めたときには、皆さん、興味津々で耳を傾けてくださっているようです。私自身も、思い出語りについつい熱が入ります。なかには、「それが聞きたくって、会いに来ました」というかたもいます。皆さん、いろいろな理由があるのでしょう。

 

2014年の今年、マックス・ゲルソン医師が彼の患者たちに処方した治療法、いわゆる「ゲルソン療法」を、私が、多くの諸先輩方のご協力のもと、日本の人たちにお伝えしてきて10年目になりました。

 

あっという間だったけれど、ひとつひとつ思い出してみると、どれも忘れられない一瞬の積み重ねです。そして、この「伝書鳩」のお役目を10年ほど経験させていただいたことで、私は、ようやくゲルソン療法を心身ともに信頼できるようになった、と思います。

 

私のような外国人に、ゲルソン療法の本当のところを教えてくれている、ゲルソン・ファミリーの皆さんや、ゲルソン・インスティテュートのスタッフたちも、ようやく私のことを信頼してくれるようになりました。

 

ゲルソン・インスティテュートのプレジデント、キャロル・バードが、「キョウコ、ユー、アー、マイフレンド! (京子、あなたは友達よ!)」と言って両手を大きく広げ、私をハグしてくれたのは、私たちが知り合って、何度も会い、さらに何年も経ってからのことでした。この人たちの懐の深さの、少しだけ深部に、私はようやく迎え入れてもらったのだということが、そのときに初めてわかりました。それまで、私は、すでに「友達」くらいにはなっていると、勝手な片思いをしていたのです。

 

この10年にアメリカで経験したこと、そして、日本で、患者さんたちとともに経験したことなど、10年目の節目の年に、少しずつ書き綴ってみようと思います。

Webサイト、Gerson Life〈ゲルソン・ライフ〉を運営するゲルソン・アンバサダーは、皆さまからいただいたゲルソン療法に関するサービス料の一部を米国NPOゲルソン・インスティテュートに納めています。皆さまのお力が全世界の人々にゲルソン療法を伝え続ける力になっています。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

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